かずくん日記

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子との生活や介護の記録をつづっていこうと思います。

検査入院中の痰詰まりに関する考察

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今週は初めての検査入院(しかも初めての病院)でしたが、こちらにも書いた通り、入院中はとにかく痰が固くなって大変でした。最初は、温度・湿度の変化によるものだと考えていましたが、湿度計を持ち込んだところ、たしかに深夜はカラッカラになりますが、そんなに家と変わらないことがわかりました。看護師さんとは、体を動かす時間が減ったからかしらね〜という話もしましたが、家で体を動かさない日があっても、そこまで痰が固くなることはありませんでした。

ということもあり、回路上で唯一の変更点である加湿器のチャンバーを疑うことになりました。普段は写真にあるような手動給水式を使っています。入院中は、病院で使用しているものを使いますと言われ、自動給水式のものに変更しました。

ぱっと見てわかる両者の違いは、2つ。

  1. 手動給水式は内部に500ccの水を溜められるのに対して、入院中に使用した自動給水式は中に溜まっている水の量が圧倒的に少ない。水の高さで言うと、前者は最大で6cm貯まるのに対して、後者は5mmから1cm程度。
  2. 入院中に使用した自動給水式は、チャンバーの中に巨大なフロートが入ってる。

最初は1つめの違いが原因かなぁと思っていました。水(お湯)の量が多いと、それだけ保持する熱量も多くなるので、回路全体の保温効果が高まるのではないかと。実際、チャンバーから延びている回路を触ってみると、家で使っている手動給水式の時は暖みをほんのり感じるのに対して、病院で使用していた自動給水式の時は室温とほぼ同じでした。でも、もう少し調べた結果、どうも2つめの違いもそれなりに寄与してるんじゃないかと思うようになりました。

チャンバー内の水から蒸発する水分量を考えてみます。実際にはチャンバー内の構造や空気の流れを考える必要がありますが、ものすごーく単純化して考えると、蒸発する水分量は、水面の表面積に比例するはずです。となると、自動給水式はチャンバー内でそれなりの面積をフロートが占めているため、水面の表面積が少なくっているはずです。チャンバーの直径はだいたい9cmなので、フロートの直径が仮にその1/3の3cmだとすると、表面積は89%に減ります。そうすると、蒸発する水分量も89%になってしまいます。また、フロート(実際には、メインとバックアップの2つのフロートが入っている)の存在によって、空気の流れもより複雑になっているはずで、これも蒸発する水分量に影響するはずです。

結局この2つの違いが相乗的に影響して、十分な加湿ができない状態になっていたのではないかと疑っています。

自動給水式チャンバーを使える機会があったら、同じ環境の下で、ふだん使っているものとあらためて比較してみようと思います。