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かずくん日記

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子との生活や介護の記録をつづっていこうと思います。

Roche Olesoximeの論文

Cure SMAのFacebookアカウントにて、Rocheが出したOlesoximeの論文が紹介されてました。

www.ncbi.nlm.nih.gov

有料のため中身は読めませんが、Cure SMAのポストに概要が出てました。リンク先でもAbstractは読めますね。

Olesoximeは神経保護剤という種類の薬に該当したはずです。

概要によると、今回の論文はPhase 2の治験に関するもので、Primary End Pointには達しなかったけれども、Seconary End PointとSensitivity Analysesの分析結果によると、Ⅱ型とⅢ型の患者さんで運動能力の維持を示唆する結果が得られたみたいです。(ちょっとよくわからないところは英単語のままにしてます汗)

Spinal Muscular Atrophy - Disease Mechanisms and Therapy: Chapter 11, 17, 18

仕事を再開したため読書ペースがすっかり落ちてしまいましたが、ほそぼそと(若干斜め読みモードですが)読み続けています。今回はいくつかの章のメモをまとめてポストします。

Chapter 11 Temporal Requirements for the Survival Motor Neuron Protein

この章の執筆者は、以前こちらで紹介した論文の執筆者と同じ方々で、ほぼ類似の内容でした。ただいくつか新しい話がありました。

必要なSMNタンパク質の量は成長段階によって異なり、実験に用いたマウスでは、生後20日ころには必要量はだいぶ減るようです。(これがヒトで考えた場合に何日/何歳になるかは不明)。早い段階からヌシネルセン等の治療を始めると効果が出やすいようですが、身体が必要としている時に十分なSMNタンパク質を供給するから効果がある、という理由もあるのかもしれませんね。

交通事故等やケガなどで、運動ニューロンが損傷した場合も、その直後にも修復のために一時的にSMNタンパク質の必要量が増すみたいです。

Chapter 17 Small Molecule Approaches To Upregulate SMN Expression

小分子(Small Molecule)をターゲットにした治療薬の研究についていくつか紹介されていました。Small Molecule系は、いまはRocheのRG7916が一番の有望株なんでしょうか。RG7916というと、もともと研究していたRG7800の代替として研究が進んでいるらしく、その辺の経緯が記された論文がPubMedにあがっていました。
www.ncbi.nlm.nih.gov
ただし、残念ながら本文は有料のため閲覧できず。

Chapter 18 Antisense-Oligonucleotide Modulation of SMN2 Pre-mRNA SPlicing

この章はASOドラッグのアプローチの説明ですが、ほぼヌシネルセン開発の歴史になってました。候補物質を見つけるために、500以上の物質をスクリーニングしたそうです。この本の執筆時点では、まだPhase 3の治験の真っ最中だったようです。

AAN Meeting 2017 のヌシネルセン関連資料が公開されてました

AAN Meeting 2017 という(たぶん)学術会議で米国バイオジェン社が発表したと思われる資料がCure SMAにアップされていましたのでリンクを貼っておきます。

http://www.curesma.org/documents/research-documents/biogens-endear-data-final.pdf
http://www.curesma.org/documents/research-documents/biogens-cherish-data-final.pdf
http://www.curesma.org/documents/research-documents/biogens-nuture-results.pdf

アップされていた資料は3つあり、それぞれ、

  • 乳児発症型(ほぼⅠ型に相当)を対象にしたENDEAR治験(Phase 3)
  • 後期発症型(ほぼⅡ型・Ⅲ型に相当)を対象にしたCHERISH治験(Phase 3)
  • 発症前に遺伝子診断でSMAと診断された乳児を対象にしたNURTURE治験(Phase 2)

に関するものでした。

ENDEARに関しては、これまでもちょいちょい情報が出ていましたが、やはり生後7ヶ月以内に治療を始めたら、それなりに効果があるんだなというのを確認できました。CHERISHについては、2歳〜12歳のⅡ型・Ⅲ型を対象にしており、こちらもやはり良好な結果が出ているようです。Ⅱ型・Ⅲ型については、下位運動ニューロンの残存率が高いということなんでしょうか、ある程度年齢が進んでも効果が出てくるみたいですね。

今回の情報で一番の注目は、NURTUREの結果だと思います。まだ中間解析の結果のようですが、発症前に治療を開始すれば、かなり良好な結果が得られることがわかってきているみたいです。なんと、1日6時間以上の呼吸サポートが必要になる子が一人も出ていないようです。薬が承認されたら、やはり新生児のスクリーニングをやるべきなんじゃないかなと思えてきます。

はじめての歯医者

今日はかずくんは歯医者を初体験してきました。

ほんとうは1歳半になるタイミングで、市がやっている無料の歯科検診を受けられたのですが、普通の歯医者さんじゃ受け入れてくれないだろうなーと思い、最初っから行く気ゼロでスルーしていました。でも歯は早いうちから診てもらったほうがいいよなーと気にしていたところ、訪問看護師さんから隣の市に障害児を専門に見てくれる歯科医院があることをお聞きし、予約を取って行ってみることにしました。さすがに人気らしく、3月に予約して、5月に受診となりました。

今回は初めての受診ということで、歯の状態をチェックしていただいて、ケアの方法についてアドバイスをいただきました。優しい先生で、かずくんもそんなに怖がらずにすんだみたいです(^_^)

口腔関係のリハビリを専門にしている医院とのことで、なんらかのリハビリも今後やっていくことになるかもしれません。家から近いし専門性も高く、とても安心感があったので、継続的に診ていただけたらいいなと思いました。

タミヤ歩く象工作セットを改造 その2

タッチセンサー式スイッチでたまに動作しないのがやっぱり気になったので、もう少し手を加えてみることにしました。

たぶん流れている電流量が多すぎて、タッチセンサーのほうが動作不良状態になってるんだろうなと思い、いろいろ調べてみました。そしたらどうもトランジスタを使えば、スイッチ側に流す電流を抑えつつ、モーターにはしっかり電流を供給できることがわかりました。

さっそくブレッドボードを使って下図のようなプロトタイプを作ってみたところ、概ね問題なく動くことが確認できました。

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回路図にすると下図のような感じです。モーターがMax 500mAの電流を流せるみたいなので、家にあったトランジスタの増幅率(コレクタ電流300mAで40倍)を気にしつつ、実際のモーターの動作っぷりを見ながらスイッチ側回路の抵抗を330Ωにしました。330Ωだとちょっとモーターの力が弱いみたいなので、ほんとはもっと抵抗を小さくしてもいいのかもしれません。

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小さいユニバーサル基盤に部品をハンダ付けして、基盤そのものはスポンジテープで象さんの脇腹にはりつけて完成。例によってイマイチ回路が正しいか自信がないので、感電・発火に注意しながら使います(^_^;)

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タミヤ歩く象工作セットを改造

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GW2日目は、タミヤから出ている歩く象工作セットを改造して、スイッチで動かせるようにしてみました。
まずは普通に組み立てて動作を確認し、その後モノラルジャックをはんだで取り付けて完成。今回は超簡単でした。でも、タッチセンサーのスイッチだとたまに動作不良になります。たぶん流れている電流や電圧の関係なんだろうなー。機械式のスイッチだとまったく問題なく動作しました。でも機械式はもうかずくんは押せないので、若干の動作不良は目をつぶって、タッチセンサー式スイッチでかずくんに遊んでみてもらいました。

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スイッチと連動して動いていることに気付いたのか、不思議がってしばらくスイッチをペチペチ押しながら、動く象さんを見ていました。何日かやったら、「スイッチ押す⇒象が動く」の因果関係がわかるかな?

GW初日は武蔵野公園へ

GW初日は車で公園に行ってきました。いつもは野川公園に行っていますが、今回は気分転換も兼ねて隣の武蔵野公園へ。木がちょろちょろ生えてるだけでパッとしないイメージがありましたが、雑木林があったり野球場があったりして、広場ばっかりの野川公園より面白いかもと思いました。人もそれほど多くないし。

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雑木林で屋外での初注入棒に挑戦し、その後は野川沿いを散策して帰ってきました。途中、うんちが出て多目的トイレも経験し、かずくん的には刺激満点だったみたいです。帰って夕方は爆睡してました(^_^)